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規制委員会へ高浜原発工事認可計画書の認可に対し異議申立 (中)



危険な原発 vol. 1673:規制委員会へ高浜原発工事認可計画書の認可に対し異議申立 (中)!!!!!!
もう、後悔したくないんです!!!!!!!
こんな国に生まれ、
何も抵抗できずに
放射線障害になってしまうであろう
子どもたちの運命を
放置してもいいのでしょうか。
私たち大人には、
原発を止められなかった責任があります。
対岸の火事ではありません。
ここ四万十町のすぐ近くにもあるんですよ。
たった 60キロメートルの所にあるんですよ。
伊方原発。
H24年1月13日より、全基(1~3号基)止まりました。
これで、
四国内は、原発による発電は一切なくなりました。
停電の心配はいりません。
四電も「大丈夫!!」と、言っていますし・・・・・・。
あれだけ、電力量が足らないと脅しまくったくせに。
やつらの頭の中をのぞいてみたいですね。

※稼働30年以上の老朽化原発です。
・・・・・中央構造線活断層帯が真下に通っているのに。
↓ コピーは、四万十町:大村和志
通称「コンちゃん」


言葉の力で
未来を切り開く。

たんぽぽ舎より◆規制委員会へ高浜原発工事認可計画書の認可に対し異議申立 (中)
4.ストレステストの二次テストを放棄した原発
5.制御棒駆動機構
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)
※事故情報編集部より 長文なので3回に分けて掲載致します。
(上):1.免震重要棟を作らない事業者
2.異議申し立ての主要因「白抜き黒枠」
3.「基準地震動」の過小評価 ……2/2【TMM:No2696】発信ずみ
(中):4.ストレステストの二次テストを放棄した原発
5.制御棒駆動機構
(下):6.吉田調書が示す教訓
7.地盤安定性
4.ストレステストの二次テストを放棄した原発
◎ 福島第一原発事故の後に、世界中が日本の原子力技術に疑問符を付けた。
欧米が一段低く見ていたソ連(当時)のチェルノブイリ原発事故は、日本も含め「あればソ連の原発だから」と見下していた。当時の議論の記録を見ると、まさしく恥ずかしくなるような幼稚な議論がまかり通っていたことがよくわかる。
安全神話とは、推進側がまき散らす毒ガスのようなものであり、健全な批判精神や科学的なものの見方がことごとく失われていったと指摘することが出来る。 そして、「日本ではチェルノブイリ原発のような事故は起きない」と豪語していた世界最大の電力会社東京電力福島第一原発が、3機同時に炉心崩壊を引き起こす事態に至った。
◎ 福島第一原発事故は、連鎖事故を止められないという世界でも例のない事態になった事故である。「結果としての放射能汚染規模」では最大ではないが「経過としての事故収束過程」としては最悪の事故になった。
なお、5.6号機の収束成功は、もともと敷地が離れていて、津波の冠水も比較的軽かったこと、非常用ディーゼル発電機が1台動いて電源が確保できたこと、定期検査中で運転していなかったことだ。非常用ディーゼル発電機が1台動き「SBO・ステーションブラックアウト」全電源喪失が起きなかったので常用の冷却システムが作動したこと、さらに運転中ではなかったことで冷却すべき熱量が数桁も小さかったのが幸いした。
◎ 地震の被害を受けて日本の原発は信頼を失った。(もとより信頼などなかったのだが)そこで、日本の原発が再稼働をするには、どこまで地震や津波に耐えられるか、真の性能を明らかにしなければならなくなった。
これまでは「残余のリスク」が存在しても、材料などの真の性能は評価基準よりも大きい値なので余裕がある。それを裕度とし、過酷事故でも余裕を食いつぶして生き残ると考えられていた。かなり無茶な話なのだが、2007年の柏崎刈羽原発を襲った中越沖地震は、想定地震動を遙かに超えていたにもかかわらず、
炉心損傷までには至らなかった。「結構持つ」という感想を持ったのが、当時本店の原子力設備管理部長であった吉田昌朗氏である。
◎ 福島後、再稼働に際してストレステストの一次評価が行われた。ここではクリフエッジと呼ばれる、炉心損傷につながる破局的事態になる限界点が探られた。
例えば津波波高が何処まで上がれば冷却不能となるかなどである。
その結果、クリフエッジを回避するための施策が講じられることになる。しかし、この段階では耐震設計審査指針改訂後の基準地震動に基づくゆれと、福島第一では想定された津波の高さに対して「9.5m上回ったこと」から、各地の津波波高については従来の高さに一律9.5mを加えて評価するというものであった。
◎ その後、ストレステストの二次評価が予定されていた。これは、限界性能を見いだすために行われる予定だった。クリフエッジはいわば原子炉冷却系の「最も弱い環」を探す作業ならば、二次評価は地震や津波の大きさを無限に上げていき、どこまで設備が耐えられるか、終局限界点を超える力がいくつかを導くことに目的があった。
しかし二次評価は放棄された。
最後となった斑目春樹原子力安全委員会委員長は、一次評価だけでは不十分、二次評価を行わなければ原発の安全性を評価することは出来ないとしていた。
二次評価を実施していたら、本当の限界点が分かってしまう。その後、新規制基準による耐震評価用地震で、基準地震動が算出されると、それとの比が簡単に求められる。通常は安全率3倍程度取っているべき配管や構造材で1倍に満たない場所が存在すれば全部交換が必要となる。それが交換不能な圧力容器や極めて厳しい一次系配管、あるいは原子炉冷却系やECCS系統だと、再稼働は事実上不可能になる。そんな結果が怖いから、実力試験を放棄した。
5.制御棒駆動機構
◎ 工事計画認可申請書の一部補正(23)の「資料13-17-4-2 制御棒クラスタの耐震計算書」は、主要部分が全部白抜き黒枠で隠された。
しかし結論だけは「2.5秒の規定内に挿入できた」としている。結論ありきとはまさしくこのことだ。
特に重要な、制御棒クラスタ案内管の地震動による変位量が全く隠されていることだ。
変位量が分かれば代替の挿入遅れは分かる。少なくても制御棒クラスタ案内管の変位量が40mmを大きく超えると規定時間内では挿入できなくなる。
おおむね昔のS2の3.3倍までが限度と見られる。
原発の過酷事故を防ぐには「止める・冷やす・閉じ込める」機能が正常に働かなければならない。福島第一では、最初の「止める」だけが成功し、あとは全て失敗した。では、「止める」機能は常に正常に働くと言い切れるだろうか。
残念ながら、次に起きる原発震災において正常に「止める」ことが出来るかどうかは、はなはだ心許ない。
◎ 事故を起こした福島第一原発を含め、これまで新旧耐震設計審査指針で定められた基準地震動を超えた原発は5箇所6回(志賀、女川、柏崎刈羽、福島第一、女川)に上るが、全て沸騰水型軽水炉であった。加圧水型軽水炉については、同様の過去の例が存在しないため評価は難しい。
過去の地震の際には制御棒駆動機構は正常に働き、稼働中の原発を止めることに成功した。しかし加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉では作動メカニズムが全く異なるので、沸騰水型軽水炉が成功したからといって加圧水型軽水炉も成功する証明にはならない。
◎ 沸騰水型軽水炉は、制御棒が下から上に、重力に逆らって挿入される。はじめから自然の摂理に逆らう設計になるため、それなりに工夫がされている。例えば運転中の圧力容器は高圧なので、その圧力に抗して入れるにはもっと高い圧力を掛ける必要があるが、そのコントロールに炉圧を直接使っている。従って、原子炉圧力が高くても低くても適切な挿入圧力を掛けられる設計になっている。高圧になりすぎて入らない、という事態を避けるためと、燃料集合体が変位しても一定以上の力で押し込めるようにしている。さすがに燃料が倒れてしまうと入らないだろう。ただしそんな解析は、したことがない。
◎ ただし、工夫されていても弱点はある。一番の弱点は「構造の複雑さ」である。外部から圧力を掛けて押し込む装置である以上、圧力伝達管が破壊されれば元も子もない。制御棒駆動機構は110万kwで185あるから、185本の駆動機構の管が一つでも破壊されれば、その制御棒は挿入できなくなる。そのため「最大価値制御棒1本の挿入失敗でも炉停止は出来る」ことを設置許可申請時に立証することが求められる。だが10本、20本と破壊されるケースは勿論想定していない。地震でそういう事態が起きることが最も恐ろしいのだが、これまでは幸いなことに起きていない。
◎ 構造の複雑さは、停止中の制御棒の固定に失敗するという事態も引き起こした。これは1999年に志賀原発1号機で発生したものが最も大きな事件となったが、長い間隠ぺいされていて、1978年に東電福島第一でも起きていた。実に7時間半ものあいだ運転していない原子炉が臨界状態になっていた。3本の制御棒が弁の操作ミスで抜け落ち、炉心が臨界状態になったのだ。このような事故が発生していても事業者は隠し通した。隠蔽体質は原子力をはじめた最初から染みついた体質であり、いまもそれは悪化の一途を辿っている。
この臨界事故は、通常の運転圧力ではなく定検時の大気圧まで圧力が下がった状態で発生した。圧力が十分低い環境では、原子炉制御系の挿入側も高い圧力を要しない。そのため挿入側と引き抜き側の圧力バランスが逆転し、引き抜き側により高い圧が懸かり、本来ならば留め金で止まっていなければならない制御棒が、脱落し落下した。
炉圧が低いといっても点検時に取り出した燃料を戻した後だったので、核燃料は臨界になる条件を備えていた。制御棒が入っていて未臨界になっていたので、抜ければ臨界に達するのは当然の結果だった。構造が複雑だと思いがけない理由で制御棒の「制御が効かなくなる」場合があることがわかった。
◎ では加圧水型軽水炉は問題がないのか。
制御棒の挿入は、沸騰水型軽水炉とは逆で、上から入れる方式だ。重力に逆らわないので、緊急時には止めている電磁石の電力を切ると、自然落下する。これほど確実に入る方式はないように思われる。
しかしここにも落とし穴がある。
制御棒の構造は沸騰水型軽水炉の板状の制御棒と異なり、細い棒のような構造で、クラスタと呼ばれるステンレスの支えに一本づつつり下げられている。制御棒は燃料集合体の中に差し込まれる構造で、燃料棒の間に制御棒案内管が入っている。棒状制御棒がそれぞれ制御棒案内管の中に入るようになっているのだが、細い棒なので地震などで大きく揺さぶられると変位してしまう可能性がある。燃料集合体も変位する恐れがあるから相対位置が大きくずれると制御棒は入らなくなる。入りかけで激しく揺れ、制御棒が折れてしまえば制御棒は落ちてしまい、中性子吸収能力が小さくなる。
◎ 地震の揺れで制御棒案内管が変位した場合、規定時間である2.5秒以内に制御棒が入りきれるのかは、大きな疑問である。
そこで実規模試験が行われた。以前あった多度津工学試験所(旧原子力発電技術基盤機構)の振動台で制御棒駆動機構の耐震実験が行われた。この設備では大きな揺れは再現可能だが三次元ではなく二次元の振動しか作れなかった。それでも約1600ガルを超える揺れで規定時間以内に制御棒を入れることが難しくなるという結果が出ていた。相対変位が44mmを超えると、それまで比例で挿入時間が増えていたのが、急激に挿入時間が延びることが分かっていた。
◎ 高浜原発では解析のみで基準地震動の揺れを解析したが、変位量を含むあらゆるデータを非公開にし、規定時間以内に挿入できるという結論だけを公表した。
過去の大飯原発を解析した関西電力公表データでは、2365ガルを超えたあたりから変位が増大し、2838ガル相当の揺れで時間遅れを500%程度と解析している。
つまり関電の解析でも遅くなるはずの揺れの大きさなのに高浜原発では規定時間内に収まるというのである。これでは到底信用することが出来ない。
◎ 言うまでもなく同様設備で複数の解析結果が出たならば、相対的に厳しい方を採用すべきだし、また決着を付けたいのならば実規模振動台試験を行わなければならない。そのような対応をしない事業者と、それを容認する姿勢については市民に説明する義務がある。しかし実際には全ての図面やデータを白抜きにして、解析そのものを追試できなくしている。
ごまかさなければならないほどの異常な結果が書かれていたのではないかと疑うのは当然である。
(下)に続く
高知県は
伊方原発の風下になります。
福島原発から
300km先にも放射能は届いています。
伊方原発から
300kmは四国を放射能が覆います。
日本の原発から
300kmはほとんどを放射能が覆います。
もぉ~~~~~~~
いい加減、
もぉ~~~~~~~
いい加減、
気づこうぜよ!!!!
「脱原発四万十行動」
継続は力なり!!
毎月、
第2週土曜日は、
『脱原発デモ行動の日』
当面は、
◆おやすみです。 少々、寒いので・・・・・・
今後の予定は、
◆冬場は、小休止します
飛び入りでもかまいません、
多数のご参加をお待ちしています!!
伊方が止まるまで・・・・・・・、
伊方が廃炉になるまで・・・・・・・・。
原発は、廃炉です。

ん、だば。 四万十:川ちゃん
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